木々や花々などの植物は、私たちの生命サイクルより早いものから数百年それ以上のものが、芽が出て葉が出て茎が伸び、枝やつるがのび、花を咲かせ実をつけ、枯れていく生命ドラマを日々みせてくれています
太陽の光を浴び、雨水を吸い、呼吸して、たんたんと生命を描きだす植物のエネルギーを太古の私たちは感じとり、共鳴しようとしたに違いありません
忘れている本来の自分のあり方(状態=being)を思い出すために、人は植物を観つめ、やがて身に着ける(服)ようになります
また自分の内側に直接取り入れてみようと試みます
それが「食」生活のはじまりのようです
さらに植物の生命力をすべて取り入れることにより、苦の世界からの脱却をはかろとした方便が「薬」という概念になっていきました
薬を飲むことを「服薬」というのは、このような経緯からきていると言われています
いつしか植物を観て、食として薬としてとりいれることが植物による癒しとなってしまい、植物をどう取り入れるかという方法論に意識がいってしまいがちです。
植物の生命力と自分の中の生命力が同じものであるという絶対的な安心感から共鳴している状態、これが癒しです
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