『フィンランド発 ヘンリエッタの実践ハーブ療法』(ヘンリエッタ・クレス著)の日本語訳をされた英国メディカルハーバリストMNIMHで薬剤師でもある石丸沙織先生(奄美大島在住)が講師をされるセミナーに参加してきました。
主な内容は、下記のものです
〇フィンランドのハーブ療法とは
〇ヘンリエッタさんのハーブ製剤レシピ
〇「ヘンリエッタの実践ハーブ療法」読みどころ
フィンランドでのハーブの歴史
フィンランドでは、寒い時期が長いため、暖かくなってから野草や木の実などを採取して、民間療法に使用してきた伝統があるそうです。
日本でも江戸後期ぐらいまで、それ以降でも地方では民間療法としてどくだみやげんのしょうこなどが使われてきたのと同じですね。
また「自然享受権Every Man’s Right」といって、後世の人たちに貴重な薬草を使い続けてもらうために大量に採取したりせず、必要量を採取したらあとは残して次の年の実りを待つそうです
フィンランド国内には、高等教育機関でのハーバリスト養成コースや認定機関はないので、資格に制限がないとのこと。
ヘンリエッタさんのハーブ療法
この書籍の著者は、ヘンリエッタ・クレスというフィンランドのヘルシンキ在住のハーバリストです。
ウェッブサイト「Henriette’s Herbal Homepage」を運営し、国内でのハーバリストの養成、ハーブ療法のコンサルテーション、啓蒙活動、執筆活動などをされているそうです。
ヘンリエッタさんの他の書籍もご紹介していただきました
本文の後に、ハーブ別の情報カードがついていました。
コンサルテーションの時に、イメージしやすいそうです。自分で作ってみるのも面白そうですね。
ハーブ製剤について
「ヘンリエッタの実践ハーブ療法」にも載っているハーブ製剤の中から、いくつか石丸先生が作成されたものをみせていただきました。
同じ植物でも、どの部位を使うかによって味や効果も違ってくるそうです。
写真はネトルの部位によるチンキ製剤の違いでした。
他に、浸出油、軟膏、ジュースなども実物をみせていただけました。
ハーブ療法の実践
ハーブの種類を書籍などで知っているだけでなく、植物観察をして実際の薬草の四季を通した姿を知り、実際にどう使われているかの情報を得て、コンサルテーションを行うことは大切だと思いました。
近いうちにアリスマーナでもハーブのコンサルテーションをはじめる予定ですので、しっかりとブラッシュアップしておきます♪
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